2008年6月13日(3RD day on the ship, Kongsfiorden)
私は今、北極圏にいる。4日前までは日本で優雅にお茶を飲んでいたこの私が。
この4日間で私の環境は突然大きく変わった。変わったものは全部で2つ。
1つ目は私の目の前に広がる景色、温度、空気。目の前には雄大な山々。見渡す限り白、白、白。そして澄み切った冷たい空気。自然の雄大さを目の前にして人間の小ささを感じた。
2つ目。それはこの旅を共にする仲間たち。ここには今世界9カ国から若者たちが集まっている。知らない世界観や価値観をもつ仲間達に、毎日刺激をもらって、私も大きく変わろうとしていると思う。正直に言うなら、この旅に来て私はさっそく英語という壁にぶちあたっていた。もっと彼らを理解できたら、もっとレクチャーを理解できたら、どんなにいいだろう、そんなことを考えていた。でもそんな私に、仲間の一人がこんな声をかけてくれた。
「英語はやすぎない?もしわからなかったら言ってよ。僕が説明するよ。」
すごくうれしかった。同時に気が引き締まった。わかりたい、しりたい、そんな気持ちが
わかってやる、知ってやる、感じてやる!!に変わった瞬間だった。
私は普通の大学生だ。環境について秀でて詳しいわけでもない。頭が特別いいわけでもないし、英語だって完璧なわけではない。北極にいるからって特別なわけでもない。でも、そんな私だから見える何かがあると信じている。だって、世界は頭がよくて何でも分かってしまうような人だけでできているわけじゃないから。そして今ごく普通の大学生がこの世界を作っていく未来の大人達になるのだから。
旅はまだ始まったばかり。普通の大学生が、等身大の私が、見て感じて、考えた温暖化。
素直にありのままを伝えていきたいと思う。
(由里子)